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第47回勉強会レポート(2008年4月19日実施)

2008/05/09 00:00
第47回勉強会

 『世界を変えるアントレプレナーシップ
   ~人に感動を与えるビジネスパーソンの共通点~』

        ライフネット生命保険会社  取締役副社長 岩瀬大輔氏


■岩瀬さん挨拶
  ・ゼロから130億円の資金を集めたライフネット生命保険会社の経緯
  ・2008年4月10日ネットライフ企画から
   ライフネット生保険株式会社へ社名変更

■メール紹介
  ・ネットライフ企画発足秘話
    会社同僚や家内、親族に怒られながらも無事に了承を頂く事が出来た

■ライフネット生命とは
  ・2006年7月にパートナーの出口さんと発足
  ・マニフェスト:
    私たちは自分たちの友人や家族に自信をもって勧められる
    商品しか作らない、売らない
  ・コンプライアンス
  ・ダイバーシティ

■なぜ今ネット生保なのか? 
  ・生保不払い問題
  ・護送船団行政の名残が残る最後の業界
  ・生命保険の保険料など約半分はお役所が決める
  ・規制が多い

■HBSから学んだアントレーシップノウハウ
  1.マーケートが大きい業界に入る
    ・生保業界:年間収入45兆円
    ・わが国は世界有数の「セイホ大国」
    ・一人当たりの保証金額は他国の約3~6倍
    ・保険料も他国に比べて割高

  2.市場に非効率が温存されている(競争が十分に進んでいない)
   ◆日本の保険
    ・高い手数料(人海戦術)による販売手法
    ・生保商品は多様化・複雑化し、消費者は煙に巻かれている
     (パンフレットがよくわからない)
    ・住宅の次に高額
    ・比較サイトも複雑(比較しても、価額には大きなバラつきがある)
・情報を判断できる人が得する仕組み
    ・消費者は不満を募らせている

   ◆誰が保険を売るのか?(各国比較結果)
    ・日本は非効率(米国は厳しい競争より価額が大幅に下降)
    ・チャネルありきのビジネススタイル
    ・生保レディが50年以上にわたり、日本の営業力の要
    ・しかし、現在生保レディの約6割が退職したいと思っている
    ・時代は変わったのに、生保だけは変わっていない

  3.大きな環境変化があり、成長する余地がまだある分野
    (大きな変革があり、ビジネスチャンスがある)
    ・生保業界を支えてきた前提条件が、大きく変わりつつある
    ・新しい時代にあった生保の出現が望まれている
    ・人生は助け合い=「共助」(「自助」「公助」「共助」)


■生命保険会社を作るレシピ=メンキョ・ヒト・モノ・カネ

  1.メンキョ
   ・戦後初の独立系生保を目指す
   ・株主に親会社が内外の保険会社を保有する所を入れなかった
   ・生保のDNAをできるだけ排除したい
   ・ゼロから、お客様目線で「まったく新しい生保」を立ち上げたい
   ・コンサルを断る:申請書類を二人で手書き
   ・ひな形:約款等の入手に一苦労
   ・一年半の金融庁の審査期間は「お見合」のようなもの
    :双方の信頼性の確認のプロセス
   ・不払い問題の影響:免許取得のハードルが上がった

  2.カネ
   ◆ファウンダーの存在:あすかDBJ・マネックス
   ◆理念を共有する理念株主の確保
    ・セブン&アイ(主婦層からの厚い信頼)
    ・新生銀行(ネットBANK高評価)
    ・リクルート(ライフイベントに強い))

  3.ヒト
   ◆安い保険料=安い給料⇒人が来るはずがない(想定上)
   ◆実際
    当初は人材紹介会社に多くを期待してみたが、
    蓋を開けてみると人材会社は1名、
    ほとんどのスタッフはブログやHP経由
      ・「30分決定」も意外に多い
      ・人材こそが当社の競争力の源泉
      ・働きやすい闊達な職場つくりは経営、最近の課題

  4.モノ
   ◆事務システム構築
    ・ゼロから構築VSパッケージの購入
    ・商品のシンプルさが事務システムの負荷を大きく軽減
    ・「家族への保険」「自分への保険」
    ※二つの商品とも特約は全廃。未配当、解約返戻金なしの
     シンプルな構成

   ◆基本コンセプト
    ・超安いシンプルな生保商品提供

   ◆ライフネットのソリューション
    ・わずらわしくない商品提供
    ・積極的な情報提供

■絶対に成功する理由
    ・消費者の既存生保に対する不満の払拭
    ・新しいソリューションの提供
    ・十分な市場規模

■これまでをふりかって
   ◆ベンチャーが順調に進むために大切なこと
    ・people・people・people
    ・応援している力
    ・ストーリー、大儀

■自分にとって大切な事(岩瀬さん自身6回の転職を経験)
    ・やっている事の社会意義(自分が何をやりたいのか?を明確に)
      BCG:業界の変革時期を経験
     リップルウッド:リスクマネーの流動化、企業再生
    ・一緒にやる仲間(朝から晩まで一緒にやれる友人と出会えたこと)
    ・「自分にしか出来ない仕事」という感覚

■ベンチャーをやるということ
    ・本当のリスクとは何か?
    ・得られるものは何か?
    ・リターン/リスクに魅力あるか?
     ※ハーバードビジネススクールを卒業して、ベンチャーに行ったリスク
      ⇒かっこ悪いという見栄に対するリスク(どうでもよい・・・)

                                              以上